片山杜秀(著)『クラシックの核心──バッハからグールドまで』河出書房新社

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309274782/

本誌で「片山杜秀の昭和日記」を連載する……というかアルテスがお世話になりまくっている片山杜秀さんが、『文藝別冊』の9冊の総特集に寄せた原稿が単行本になりました。ヨーロッパの古城の写真をあしらったこのデザイン! アルテスで刊行している「片山杜秀の本」は、もともとデザイナーに「70年代の音楽雑誌のようなチープな造本で」とわざわざお願いして作ったものですが、こちらはやはり70年代の「クラシック入門書」のたたずまいのパロディになっている模様です。内容については何をか言わんやで、とにかく買って損はありません。面白いです。[G]