湯浅学×村井康司
チャーリー・パーカーから大友良英まで〜ジャズの70年を聴く
『JAZZ 100の扉』刊行記念トークショー(四谷「いーぐる」にて収録)

JAZZ 100の扉

昨2013年11月、村井康司さんの新著『JAZZ 100の扉』発売にタイミングを合わせて、音楽評論家の湯浅学さんをゲストに迎えてのトークショーを開催した。1940年代から2000年代まで、7つのディケイドからお二人がそれぞれ1枚ずつ選んだ計14枚のアルバムを聴きながらお喋りしていこうという趣向だ。
会場となった「いーぐる」店主・後藤雅洋さんもブログでお書きになってるとおり、「まさに談論風発」「大笑いの連続」だったやりとりをお楽しみいただこう。

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「声明の会・千年の聲」アメリカツアー決定! 作曲家・鳥養潮氏に聞く
──連載「和の変容」特別インタビュー

鳥養 潮

──声明の二大潮流である真言宗と天台宗の僧侶によって結成された「声明の会・千年の聲」が、『アルテス』Vol.3「和の変容」で紹介した鳥養潮(とりかい・うしお)作曲の《存亡の秋(とき)》を携え、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンD.C.を巡演することが決まった。これに先立ち、2月24日(月)、25日(火)には、東京・青山のスパイラルホールにて「散華と錫杖」と題したコンサートが開催される(公演情報はこちら)。2月1日午後、稽古のために来日している作曲家の鳥養潮氏を森下のスタジオに訪ね、声明(しょうみょう)との出逢い、声明の魅力についてうかがった。
[取材・構成:小野幸惠/協力:魁文舎]

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来日記念インタビュー カニサレス「内なる情熱を、このギターに乗せて」
──フラメンコとスペイン音楽の魂を伝える驚異のギタリスト!

Amancio Guillén

まもなく東京での来日公演が予定されているギタリスト、カニサレス。今年のラ・フォル・ジュルネでの演奏は聴き損ねたが、CDを一聴してあまりのすばらしさに驚嘆しました。ファリャなどのスペイン音楽とフラメンコのどちらも同じように、正確なテクニックで弦を鳴らし、情感あふれる繊細なタッチで見事に弾ききっているのです。公演直前Special Issueとしてインタビュー記事を公開しますのので、ぜひ公演に足をお運びください。18日・19日、フラメンコ・カルテットで登場するコンサートの詳細は招聘元プランクトンのサイトからどうぞ。[鈴木]

 この人を、どうやってカテゴライズすればいいのだろう。
 マルチ・プレイヤーというのとも違う。扱う楽器は、ギターのみ。いや、弾かせればほかの楽器も弾けるのかもしれないけれど、われわれの印象に鮮やかなのは、クールな表情でギターに向かう姿だ。しかしその涼やかな面差しの下を覗き込むと、その内部燃焼の度合いたるや、半端ではない。

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