レギュラー執筆者一覧

連載執筆者一覧です[50音順・2014年1月現在]
■有馬純寿|電子音楽クルーズ──現代音楽からEDMまで
ありま・すみひさ:1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。ソリストや室内アンサンブルのメンバーとして国内外の現代音楽祭に参加し、300を超える作品の演奏や音響技術を手がけ高い評価を得ている。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。現在、帝塚山学院大学人間科学部准教授。
■石田昌隆|音のある遠景
いしだ・まさたか:フォトグラファー。1958年、千葉県生まれ。“音楽の発火点”を求めて、これまでに世界50ヵ国以上を旅している。著書に『ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍』(河出書房新社、2014)、『オルタナティヴ・ミュージック』(ミュージック・マガジン、2009)、『黒いグルーヴ』(青弓社、1999)がある。CDジャケットの撮影も多数。
■大石始|まつりの島 La isla de carnaval
おおいし・はじめ:ライター/エディター/DJ。1975年、東京生まれ。音楽雑誌編集者を経て、2008年からフリーランスに。2010年に初の著作『関東ラガマフィン』を、2011年には共同監修を手がけた『GLOCAL BEATS』を上梓。「CDジャーナル」のウェブサイトでインタビュー・シリーズ“THE NEW GUIDE TO JAPANESE TRADITIONAL MUSIC”を連載中。DJとして海外アーティストとの共演多数。2012年にはコンピ『DISCOVER NEW JAPAN 民謡ニューウェーブVOL.1』をプロデュース。
■おおしま・ゆたか|アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅
おおしま・ゆたか:ヨーロッパの伝統音楽をこよなく愛する翻訳家、音楽評論家。近年の訳書に『ギネスの哲学』(英治出版)、『ラーマーヤナ』(ポプラ社)、『聴いて学ぶアイルランド音楽』(アルテスパブリッシング)などがある。
■大谷能生|ブック・レビュー[和書]
おおたに・よしお:1972年生まれ。批評家・音楽家。96年〜02年まで音楽批評誌『Espresso』を編集・執筆。様々な雑誌、webに寄稿し、日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。著書に『貧しい音楽』(月曜社、2007)、『散文世界の散漫な散策二〇世紀の批評を読む』(メディア総合研究所、2008)があるほか、菊地成孔との共著に『憂鬱と官能を教えた学校』(河出書房新社、2004)、『東京大学のアルバート・アイラー』(メディア総合研究所、2005・2006)、『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』(エスクアイア、2008)、『アフロディズニー』(文藝春秋、2009)など。音楽家としてはsim、masなど多くのグループやセッションに参加。『「河岸忘日抄」より』(HEADZ、2006)、『舞台のための音楽2』(同、2012)、『JAZZ ABSTRACITONS』(ブラック・スモーカー、2012)などのソロCD作品を発表している。
■大和田俊之|倍音と幽霊──ハリー・スミスのアメリカ/文化系のためのヒップホップ通信
おおわだ・としゆき:1970年生まれ。レペゼン神奈川。クリップスとブラッズならぬバイカー・ギャング(暴走族)で荒れ狂う日本のウェッサイ、湘南地方で育つ。ドクター(文学)。慶應義塾大学(アソシエイト)プロフェッサー。2011年にドロップした『アメリカ音楽史──ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞受賞。共著に『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)。本誌では『倍音と幽霊──ハリー・スミスのアメリカ』も連載中。
http://d.hatena.ne.jp/adawho/
http://twitter.com/adawho
■岡田暁生|見た! 聴いた! うそじゃない! 岡田暁生の音楽時評
おかだ・あけお:音楽学者。京都大学人文科学研究所教授。著書に『楽都ウィーンの光と陰』(小学館)、『「クラシック音楽」はいつ終わったのか?』(人文書院)、『音楽の聴き方』(中公新書、第19回吉田秀和賞)、『ピアニストになりたい』(春秋社、平成20年度芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『西洋音楽史』(中公新書)、『オペラの運命』(中公新書、第23回サントリー学芸賞)などがある。
■小野幸恵|和の変容
おのさちえ:編集者、ライター。日本の伝統芸能やバレエなどの舞台芸術を守備範囲とする。著書に『日本の伝統芸能はおもしろい』全5巻(岩崎書店)、『狂言にアクセス』『落語にアクセス』(淡交社)、『幸四郎と観る歌舞伎』(アルテスパブリッシング)など。近著に『焼け跡の「白鳥の湖」─島田廣が駆け抜けた戦後バレエ史』(文藝春秋)がある。
■片山杜秀|片山杜秀の“昭和日記”
かたやま・もりひで:1963年仙台生まれ。東京で育つ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は政治学。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館(正・続)』『線量計と機関銃』『現代政治と現代音楽』(以上、アルテスパブリッシング)、『国の死に方』(新潮新書)、『未完のファシズム』(新潮選書)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、『ゴジラと日の丸』(文藝春秋)ほか。2008年、『音盤考現学』『音盤博物誌』により吉田秀和賞およびサントリー学芸賞を、2012年『未完のファシズム』により司馬遼太郎賞を受賞。慶應義塾大学法学部教授。
■金子智太郎|ブック・レビュー[洋書]
かねこ・ともたろう:1976年生まれ。東京藝術大学芸術学科助教。専門は美学、聴覚文化論。著書に『iPhone×Music』(徳井直生、永野哲久との共著、翔泳社、2009)。虹釜太郎と「Ambient Reserch」、城一裕と「生成音楽ワークショップ」を共同主宰。
■川崎弘二|武満徹の電子音楽
かわさき・こうじ:1970年生まれ。2006年に『日本の電子音楽』、09 年に同書の増補改訂版(以上愛育社)、11年に『黛敏郎の電子音楽』、 12年に『篠原眞の電子音楽』、13年に『日本の電子音楽 続 インタビュー編』(以上engine books)を上梓。http://koji. music.coocan.jp/
■小鍛治邦隆|Carte blanche
こかじ・くにたか:東京藝術大学、パリ国立高等音楽院、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。クセナキス作曲コンクール(パリ)第1位、国際現代音楽協会(ISCM)「世界音楽の日々」に入選ほか。CDに《ドゥブル−レゾナンス》、銀色夏生の詩による《マドリガルⅠ〜Ⅵ》(以上ALM Records)他、著書に『作曲の思想 音楽・知のメモリア』(アルテスパブリッシング)、『作曲の技法 バッハからウェーベルンまで』(音楽之友社)、監修書にベルリオーズ/R.シュトラウス『管弦楽法』(音楽之友社)、訳書に『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』(アルテスパブリッシング)などがある。東京藝術大学作曲科教授、慶應義塾大学講師。
■近藤譲|特別インタビュー(9, 10月号)
こんどう・じょう:1947年東京生まれ。東京藝術大学で作曲を学び、在学中からその作品が注目を浴びた。1970年代初頭に、自ら「線の音楽」と名づけた独特の作曲方法論を提唱し、以後国際的に活躍。欧米の多くの主要機関や音楽祭から委嘱を受け、特集演奏会が組まれている。ほぼ全作品の楽譜がイギリスのUYMPから出版され、CD録音も多い。2012年、アメリカ芸術・文学アカデミーの外国人名誉会員に選ばれた。国内外多くの大学で教鞭をとり、講演をおこなっている。お茶の水女子大学名誉教授。主な著書に『線の音楽』(朝日出版社)、『耳の思考』(青土社)、『〈音楽〉という謎』『音を投げる』(以上春秋社)など。近く新著『聴く人(homo audiens)』を刊行予定。1979年に刊行された最初の著書『線の音楽』の復刊も予定されている(ともにアルテスパブリッシングより)。
■サラーム海上|ボリウッド新世紀─サラームのインド映画&音楽紀行
さらーむ・うながみ:1967年群馬県高崎市生まれ。よろずエキゾ風物ライターとして、伝統音楽とエレクトロニック音楽の出会いをキーワードに、中近東やインドの音楽シーンを定期的にフィールドワークし続けている。ラジオやクラブ、FM番組(NHK-FM『アジア遊覧飛行〜エイジアン・クルーズ』)のDJ、料理研究、海外ツアー企画などでも活躍。著書に『おいしい中東』(双葉文庫)、『21世紀中東音楽ジャーナル』(アルテスパブリッシング)などがある。朝日カルチャーセンター新宿で通年講座「ワールド音楽」を開催中。
■椎名亮輔|近藤譲・特別インタビュー(9, 10月号)
しいな・りょうすけ:1960年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程単位取得満期退学。パリ第8大学音楽学部博士準備過程をへて、ニース大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士取得。現在、同志社女子大学音楽学科教授。著書に『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)、『狂気の西洋音楽史』(岩波書店)、訳書にマイケル・ナイマン『実験音楽』(水声社)、ジャクリーヌ・コー『リュック・フェラーリとほとんど何もない』(現代思潮新社)など。2011年、『デオダ・ド・セヴラック』(アルテスパブリッシング)で第21回吉田秀和賞を受賞。現在バルセロナに滞在し、フェデリコ・モンポウ周辺についての研究にいそしんでいる。
■ト田隆嗣|suara, macam2 音声いろいろ
しめだ・たかし:1958年生まれ。大阪教育大学教授。音楽学、文化人類学。フリー・ミュージックやらガムランやらやっているうちに「研究者」とレイベリングされるようになっていたけど、フィールドで孤独な思索に沈潜するのがおもしろいというだけのこと。共著に『音楽のカルチュラル・スタディーズ』(アルテスパブリッシング)、『世界音楽事典』(岩波書店)などがある。
■鈴木治行|イマジナリア
すずき・はるゆき:東京都出身。1990年,作曲家グループTempus Novum結成。1995年、『二重の鍵』が第16回入野賞受賞。1997年、衛星ラジオ「Music Bird」にて鈴木治行特集放送、2005年、ガウデアムス音楽週間、2006年、イタリアのサンタマリア・ヌオヴァ音楽祭に招待参加など、作品は国内外で演奏、放送されている。他ジャンルとのコラボレーションにも積極的で、演劇、美術、映像などとの共同作業を行ってきた。ソロCDに『システマティック・メタル』『語りもの』『電子音楽作品集1』『比率』などがある。近年は電子音楽の自作自演も行っている。
■鈴木英之|洋楽はアイドルが教えてくれた──70年代アイドルのライヴ・アルバムを聴く
すずき・ひでゆき:レトロ・カルチャー研究家、音楽ライター。1954年静岡県生まれ。音楽誌『VANDA』でライター・デビューし、『林哲司全仕事』『Soft Rock in Japan』(いずれも音楽之友社)、『昭和思い出し法』(C&R研究所)などを編集・執筆。FMラジオ・テレビ番組の制作にもかかわる。著書に『よみがえれ!昭和40年代』(小学館101新書)。
■椿正雄|レコ屋な日々 a.k.a.裏街道な日常
つばき・まさお:1958 年、東京生まれ。1982年から世田谷区の下北沢でアナログ輸入中古盤専門店「フラッシュ・ディスク・ランチ」を営む。本業の傍ら1993年から96年にかけて『レコード・コレクターズ』誌に「ブラックミュージック裏街道」を連載。『ミュージック・マガジン』編集部の相談を受けて開発したCD用ソフトケースは、CDの収納に頭を悩ませている全国の愛好家必須のアイテム となっている。
■長谷川町蔵|文化系のためのヒップホップ通信
はせがわ・まちぞう:1968年、ティーンギャング(ツッパリ)全盛時代に、東京のダーディ・サウス、町田市で生まれ育つ。90年代末にライターとしての活動を始め、現在は映画、音楽、文学からゴシップまで、様々な媒体でクロスオーバーなジャンルでハスリングし続けている。著書に『21世紀アメリカの喜劇人』(スペースシャワーブックス、2013)、『聴くシネマ×観るロック』(シンコーミュージック・エンタテイメント、2012)、『文化系のためのヒップホップ入門』(大和田俊之との共著、アルテスパブリッシング、2011)がある。
http://machizo3000.blogspot.jp/
https://twitter.com/machizo3000
■波多野睦美|うたうからだ
はたの・むつみ:メゾソプラノ歌手。1990年、イギリスのリュート・ソング演奏でデビュー。ルネサンスから現代までの歌曲演奏、オラトリオ、オペラへの出演のほか、時代やジャンルを超えた活動で、独特の存在感を放つ。2010年から自主レーベル「ソネット」を指導、2012年から「朝のコンサート」シリーズを主催。詩情あふれる文章にもファンが多い。
ツイッター:@hatanomutsumi
ブログ:http://sonnethm.exblog.jp
■濱田芳通|歌の心を究むべし
はまだ・よしみち:リコーダー&コルネット奏者。わが国初の私立音楽大学、東洋音楽学校(現東京音楽大学)の創立者を曾々父にもち、音楽一家の4代目として東京に生まれる。桐朋学園大学古楽器科卒業後、スイス政府給費留学生としてバーゼル・スコラ・カントールムに留学。古楽アンサンブル「アントネッロ」を主宰、国内外で高い評価を受けている。
■広瀬大介|ヤザワ・ヒロセの超入門講座 話せばわかる!クラシック
ひろせ・だいすけ:1973年生まれ。青山学院大学准教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。著書に『リヒャ ルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ』(アルテスパブリッシング、2009)等。『レコード芸術』などでの評論のほか、NHKラジオへの出演、各種曲目解説、オペラ公演・DVDの対訳・字幕など寄稿多数。
■細川周平|日々是好音──細川周平の音楽時評
ほそかわ・しゅうへい:1955年生まれ。国際日本文化研究センター教授。日本ポピュラー音楽学会会長。近著に『日系ブラジル移民文学1 日本語の長い旅(歴史)』『日系ブラジル移民文学2 日本語の長い旅(評論)』『遠きにありてつくるもの 日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(以上みすず書房)ほか、編著に『民謡からみた世界音楽―うたの地脈を探る』(ミネルヴァ書房)など多数がある。
■牧野直也|越境せよ! 耳と眼、そして脳の旅
まきの・なおや:1952年、東京生まれ。和光大学専攻科卒業。専門は鎌倉期の仏教思想、中国訳経史研究。日本古代思想史に関する事典・年表の執筆と編集、商業誌のコピーライターなど幅広い仕事に携わる一方、自己のバンドとレーベルを立ち上げ活動。1998年3月から2000年7月まで音楽の源郷を訪ねて世界一周の旅を敢行、アイルランド、メキシコ、キューバ、ジャマイカ、ブラジルなどに長期滞在し、帰国後、音楽研究の執筆活動に入る。現在までに40カ国以上を訪れている。著書に『レゲエ入門』(音楽之友社、2005年)がある。
■松生恒夫|ドクター松生のPOPSカルテ
まついけ・つねお:松生クリニック院長。1980年、東京慈恵会医科大学卒業。1994年から恵仁会・松島病院大腸肛門病センターに勤務後、2004年に東京都立川市で内科クリニックを開業。消化器内視鏡専門医・指導医、消化器病専門医。『腸はぜったい冷やすな』(光文社新書)、『ポップ・ヴォーカル』(シンコーミュージック・エンタテイメント)ほか、70冊以上の著書がある。
■宮田茂樹|ジョアン・ジルベルト~ザ・ボサ・ノヴァ
みやた・しげき:1949年東京生まれ。RCA(RVC株式会社)に就職しハウス・プロデューサーとして大貫妙子、竹内まりや、EPO、ムーンライダースの制作にたずさわる。1984年坂本龍一と共にインディペンデント・レコード会社MIDIを設立。1991年小野リサの成功を機に同社の株を売却し、以降はブラジル音楽のリリースを中心とした、お一人様レーベルでお気楽な生活を送る。2003年ジョアン・ジルベルトの初来日にたずさわり、CD『ジョアン・ジルベルト・イン・トウキョウ』のプロデュース。最新作は2012年発売のトニーニョ・オルタ『ミナス=トウキョウ』。
■矢澤孝樹|ヤザワ・ヒロセの超入門講座 話せばわかる!クラシック
やざわ・たかき:1969年山梨県甲州市生。慶應義塾大学文学部卒。水戸芸術館音楽部門に主任学芸員として務め、企画運営に携わる。2009年よりニューロン製菓株式会社に勤務、現・代表取締役社長。水戸芸術館時代から音楽評論活動をおこない、現在も『レコード芸術』、『CDジャーナル』、朝日新聞CD評を中心に執筆。共著に『200CDバッハ』『200CDヴァイオリン』(以上、立風書房)、『KAWADE夢ムック バッハ』(河出書房新社)など。茨城大学、慶應義塾大学非常勤講師を経て、山梨英和大学メイプルカレッジ講師。
■安田寛|音痴と日本文化
やすだ・ひろし:1948年、山口県生まれ。国立音楽大学声楽科卒、同大学院修士課程で音楽美学を専攻。山口芸術短期大学助教授、弘前大学教育学部教授、奈良教育大学教育学部教授を経て、現在奈良教育大学名誉教授。19世紀、20世紀の環太平洋地域の音楽文化の変遷について研究中。著書に、『唱歌と十字架』(音楽之友社、1993)、『日韓唱歌の源流』(音楽之友社、1999)、『原典による近代唱歌集成』(編集代表、CD30巻+楽譜+資料、ビクターエンタテイメント、2000)、『唱歌という奇跡 十二の物語』(文藝春秋、2003)、『日本の唱歌と太平洋の讃美歌─唱歌誕生はなぜ奇跡だったのか』(奈良教育大学ブックレット第2号、2008)、『バイエルの謎』(音楽之友社、2012)などがある。2001年に第27回放送文化基金賞番組部門個別分野「音響効果賞」、2005年に第35回日本童謡賞特別賞を受賞。奈良市在住。
■山崎浩太郎|帝都クラシック探訪──音楽都市TOKYOを歩く
やまざき・こうたろう:1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。演奏家の活動と録音をその生涯と時代において捉え、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞、『レコード芸術』『モーストリークラシック』等への寄稿、衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」のパーソナリティなどを担当。著書は『クラシック・ヒストリカル108』(アルファベータ)など。http://www.saturn.dti.ne.jp/~arakicho/
■山崎春美|ロッカウェイ・ビーチ
やまざき・はるみ:1958年大阪生まれ。伝説のバンド「ガセネタ」のヴォーカル、「タコ」の主宰。その後サブカル、パンクの数多くの「伝説」に関わる。2013年、著書『天國のをりものが 山崎春美著作集1976-2013』(河出書房新社)を上梓。現在、『タコBOXvol.2』と新譜を準備中。
■輪島裕介|カタコト歌謡の近代
わじま・ゆうすけ:1974年金沢生まれ。大阪大学准教授。専攻はポピュラー音楽研究・民族音楽学・大衆文化史。著書『創られた「日本の心」神話―「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書)で2011年度サントリー学芸賞を受賞。共著に『クラシック音楽の政治学』(青弓社)、『事典世界音楽の本』(岩波書店)、『拡散する音楽文化をどうとらえるか』(勁草書房)がある。
■和田博巳|オーディオは音楽、音楽はオーディオ
わだ・ひろみ:1948年北海道生まれ。はちみつぱいのベーシスト、音楽プロデューサーを経て、現在はオーディオ評論家、音楽評論家として、『ステレオサウンド』をはじめ専門誌を中心とする執筆活動や、イヴェント講師などとして活躍。音楽や録音・再生技術への幅広く深い理解と愛情にもとづいたオーディオ評論は、多くの音楽ファンの信頼を集めている。著書に『ニアフィールド・リスニングの快楽』(ステレオサウンド、2012)がある。
■ヲノサトル|電子音楽クルーズ──現代音楽からEDMまで
をの・さとる:1964年生まれ。現代音楽の作曲家としてキャリアを開始、電子楽器による実験音楽や即興演奏からポップ・ミュージックまで活動を拡張。芸術ユニット「明和電機」、ムード音楽バンド「ブラックベルベッツ」、ギーク・エレクトロ・ユニット「XILICON」などさまざまなプロジェクトにかかわる。著書『甘い作曲講座』、最新CD『舞踏組曲』など作品多数。現在、多摩美術大学美術学部准教授。公式サイト:www.swono.com