【book】野平一郎(著)『作曲家から見たピアノ進化論』(音楽之友社)

『音楽の友』の同名の連載を単行本化したもの。作曲家でピアニストでもある著者ならではの視点から、ピアノという楽器の発展史と音楽史とがクロスした個性的な読みものとなっている。[木村] 野平一郎(著)『作曲家から見たピアノ進化論』(音楽之友社)

【exhibition】2/17-22「音楽をはこぶもの」机上工房/渡部典の仕事展|ギャラ リーf分の1

デザイナーの渡部典さんからのご案内。 これまで手がけた仕事から「音楽を運ぶメディア」である音楽CDのパッケージデザイン36点を自選し、ヴィジュアルデザインが無形の音楽に対してどのようにアプローチし、デザインワークを通じてどのように形を与えてきたかを紹介します。 制作プロセスや試作のアートワークも併せて展示いたします。 <音楽をはこぶもの> 机上工房/渡部典の仕事展 2015年2月17日(火)~2月22日(日) ギャラリーf分の1 http://kjkb.jp/exhibition2015.html

【book】輪島裕介(著)『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』(NHK出版新書)

本誌に「カタコト歌謡の近代」を連載中の輪島裕介さんの、『演歌』以来の単著が出ました! のっけから「大衆音楽とは踊る音楽であり、それに対して踊ってはいけない音楽が芸術音楽である」と来ました。この二分法は輪島さんのオリジナルではないそうですが、という視点から昭和(とくに後半)の日本の大衆音楽史をたどり直したときに何が見えてくるのか? 踊りと分かちがたく結びついた非英語圏=ラテン系の音楽(リズム)が日本でどう受容され、大衆音楽をどう形作ってきたのか? カタコト歌謡論とも大いにリンクするテーマに思わずワクワク。読み進めるのが楽しみです。 『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』

【CD】Dual_N『Shape of time』(ALM RECORDS)

「ノイジーな電子音響の中に、響きの微細な変化、空気感やハーモニーの移ろいを描き出す」(リリースより)という電子音楽ユニット「Dual_N」(久木山直+三上直子)による新作。独特の浮遊感が心地良いです。[木村] ALM RECORDS(コジマ録音)

【book】ことのは会(編)『全国旧制高等学校寮歌名曲選』(春秋社)

帯に記された指揮者・飯守泰次郎さんの推薦の辞にもあるとおり、「まさに音楽の文学の融合」。全国の旧制高校寮歌140曲を収め、全歌詞と旋律譜、「旧制高校文化」についてのさまざまな視点からの解説なども掲載した貴重な資料です。[木村] 春秋社|全国旧制高等学校寮歌名曲選

【book】杜こなて(著)『「君が代」 日本文化史から読み解く』(平凡社新書)

「杜こなて」というのはは吉田耕一さんと長与寿恵子さんという夫婦共作の作曲家コンビのペンネームですが、『チャップリンと音楽狂時代』(春秋社)というたいへん刺激的な音楽文化論の著者でもありました。その最新著作がこちら。「君が代」をめぐる固定観念を排し、その成立史、受容史、そして音楽家の立場からの作品論としても読める必読の書です。[木村] 平凡社|「君が代」 日本文化史から読み解く

ちくさ正文館の古田さん出演 – 本の学校【連続講座】第17回「本屋から発信できること」

「本の学校」のセミナー企画に名古屋・ちくさ正文館の古田一晴さんがご登場! アルテスも創業以来たいへんお世話になっています。参加申し込みはこちらの申し込みフォームからどうぞ。 「本屋から発信できること」 講師: 古田一晴(ちくさ正文館書店本店店長)/インタビュー:石橋毅史(ライター)/司会:星野渉(文化通信社取締役編集長) ◆日時:2015年2月21日(土)18:30~20:30(受付:18:15~) ◆会場:岩波セミナールーム(東京/神保町・岩波ブックセンター信山社3F) ◆参加料: 5,000円(税込)※当日・現金精算のみ 古田一晴氏(ちくさ正文館書店本店)は、「名古・・・

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【音楽情報】3/14 |第4回JCAユースクワイアコンサート|浜離宮朝日ホール

日本ではあまり聴く機会のない南米の合唱音楽。ラトル、アバド、ドゥダメルらと仕事をしてきた指揮者が来日します。愛好家はぜひ![木村] 【第4回JCAユースクワイアコンサート】 南米合唱音楽のプロフェッショナル、指揮者マリア・ギナンド。 その奇跡の音楽が、今、日本に降り立つ! *と き:2015年3月14日(土)13:00開場 13:30開演 *ところ:浜離宮朝日ホール(東京都中央区築地) *料 金:2,100円(全自由席・税込) 1月15日(木)よりネット予約開始。 http://www.jcanet.or.jp/event/jca-youth/JCAYC4-co・・・

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【CD】塚谷水無子(ピアノ)『涙のバガテル~天使のピアノ~シルヴェストロフ:ピアノ作品集』(Pooh’s Hoop)

2種類のオルガンによるJ.S.バッハ《ゴルトベルク組曲》のCDなどで注目された“ケンバニスト"塚谷水無子さんの新作は、なんとウクライナの現代音楽作曲家シルヴェストロフのピアノ作品集。一粒一粒の音のたたずまいに耳を澄ますかのような透徹したピアニズム。美しさとはなにか、考えさせてくれる好盤です。[木村] Pooh's Hoop|塚谷水無子

1/12 ジャパン・チェンバー・クワイア|シベリウスとその時代(浜離宮朝日ホール)

アルテスパブリッシングは来年1月12日(月・祝)におこなわれるジャパン・チェンバー・クワイアの演奏会「シベリウスとその時代」を後援しています。 『ジャン・シベリウス──交響曲でたどる生涯』の著者、松原千振さんが主宰・指揮し、シベリウスをはじめ、ニールセン、ラウタヴァーラほかフィンランド人作曲家の合唱曲で構成されます。ぜひお越しください。 JCC2015 シベリウス生誕150年記念 東日本大震災復興支援チャリティーコンサート 東京公演 2015年1月12日(月・祝)14時開演 浜離宮朝日ホール プログラム(予定) J.Sibelius    Rakastava 愛する人 C・・・

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