樋口隆一さんがレオ・シロタと亡命ユダヤ人音楽家について講演&演奏

音楽学者で明治学院大学名誉教授の樋口隆一さんが、横浜市開港記念会館で「激動の20世紀と亡命ユダヤ人音楽家──レオ・シロタを中心に」と題して講演と演奏会をおこないます。演奏は明治学院バッハ・アカデミー合唱団(指揮:樋口隆一)で、高野喜久雄作詞・高田三郎作曲《水のいのち》、モーツァルト《アヴェ・ヴェルム・コルプス》など。講演の前後には映画『シロタ家の20世紀』が上映されますが、そこではシロタの演奏を聴くこともできるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。[木村]

「学び舎 遊人」でイベントを開催しませんか?

アルテスもたいへんお世話になっているユージンプランニングの坂元さんが、またまた面白いことを始めました。同社が運営する神保町のスペース「学び舎 遊人」(アルテスは『新しい和声』無料説明会で使用させてもらっています)を、出版社やレコード会社やマネジメント会社に使ってもらおう、という試み。アクセス至便なことに加えて、破格の好条件! 著者やアーティストのトークイベントなどをお考えのみなさん、どしどしご利用ください。下記にユージンさんからの案内文をそのまま貼り付けます。お問い合わせは同社まで。 [木村] 【8/17追記】下記の案内文、当方の手違いで、決定前の原稿を貼り付けていましたので、修正・・・

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7/12 京都賞シンポジウム「音楽の20世紀、そして21世紀」

7/11(土)および12(日)に京都大学百周年時計台記念館にておこなわれる「第2回 京都大学−稲盛財団合同京都賞シンポジウム」。今回は「テクノロジー・遺伝子・芸術──進化の足跡を辿り,現代文明とその未来を考える」という統一テーマでおこなわれます。 2日目(7/12)の14:00からおこなわれる音楽分野のシンポジウムには近藤譲さん(作曲家)、三輪眞弘さん(作曲家)、中川俊郎さん(作曲家、ピアニスト)が登壇(司会は岡田暁生さん)。近藤さんが「現代音楽における自律的芸術作品の解体、又は、音楽言語の外在化」、三輪さんが「新しい宗教音楽──電気文明における芸術の可能性」というテーマで発表をおこなう・・・

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6/19・20 秋山和慶+新日本フィルハーモニー交響楽団「ストラヴィンスキー3部作」

昨年指揮者生活50周年を迎え、文化功労者に顕彰、今年2月に『ところで、きょう指揮したのは?──秋山和慶回想録』(小社刊)を出版した秋山和慶さんが、新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に登場。ストラヴィンスキーのバレエ音楽3部作(『火の鳥』1919版、『ペトルーシュカ』『春の祭典』)という意欲的なプログラムを指揮します。「斎藤指揮法の権化」ともいうべきマエストロの正確無比なタクトさばきも必見! ロビーでは書籍の販売もおこないますので、みなさん、ぜひこの機会にお求めください。[木村] 新日本フィルハーモニー交響楽団|#543 定期演奏会

【CD】中井正子『ショパン:ピアノ・ソナタ第2番・第3番/幻想曲/幻想ポロネーズ』(ALM RECORDS)

録音ではドビュッシーやラヴェルの全集を出してフランス音楽に定評のあるピアニスト、中井正子さん待望の新譜が届きました。ショパンは『バラード&即興曲』に続いて2作目。晩年にフランス中部のノアンで作曲された作品を、ロマン的な性格と故郷ポーランドを思わせる民族的な性格とをみごとに融合して、情緒たっぷりに伝えてくれます。ライナーノーツにはショパンが夏を過ごしたジョルジュ・サンドの家の庭の写真が載っています。 [桑野] ALM RECORDS|ショパン:ピアノ・ソナタ第2番・第3番/幻想曲/幻想ポロネーズ|中井正子

松田美緒の歌を美味しいワインとオーガニック野菜で楽しむ夕べ

5月25日(月)に代官山のライヴ・レストラン「山羊に、聞く?」で、“Les Temps des Cerises(さくらんぼの実る頃)のワインを飲み、松田美緒のうたを鶴来正基のピアノとともに聴きながら、同店・井澤シェフのオーガニック・ナチュラル野菜を使った特別メニューを賞味する、という贅沢なイヴェントが開催されます。 『クレオール・ニッポン』収録曲のほか、ラフカディオ・ハーンにちなんだギリシャの歌など新しい曲目を披露しますので、どうぞお楽しみに。詳細は「山羊に、聞く?」ウェブサイトをどうぞ。

【NHK-FM】5/4「今日は一日“アナログ時代のアメリカン・ポップス”三昧」放送

ひとつのテーマのもと10時間ぶっ通し(途中にニュース有り)で放送するNHK−FMの生放送「三昧」シリーズ。4日は“ブランディン”宮治淳一さんの司会で、アナログ時代のアメリカン・ポップス特集です。出演は尾藤イサオ、湯川れい子、朝妻一郎、草野浩二、ROY、山下達郎、赤坂泰彦という豪華メンバー。なんといっても注目は「山下達郎リマスタリングコレクション」でしょうか? この日はラ・フォル・ジュルネで店番なんですが、隙を見て聴かねば! 当日は電話リクエストも受け付けています。企画・構成は濱田髙志さん。詳細は番組のウェブサイトをどうぞ。

【CD】『和田誠ソング・ブック』発売!

アルテスで昨年2冊の作品集を刊行した(『Record Covers in Wadaland』『Book Covers in Wadaland』)イラストレーター/デザイナーの和田誠さんは、ご存じのとおり音楽に造詣が深く、作曲家としてもご活躍です。これまで数多くの歌い手に提供してきた楽曲を自ら選んで収めた作品集『和田誠ソング・ブック』が発売になりました。 初CD化となるピンキーとキラーズ「恋のサンボラレ島」、森山良子「小さいタネから」、木の実ナナ「再会」、坂本九「4人目の王さま」、由紀さおり「呼ばないで」のほか、小椋佳、岸洋子、平野レミ、カルメン・マキ、中山千夏、デューク・エイセスなどが歌・・・

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【live】TARO & JORDAN 日本ツアー

ブルーグラス・マンドリンの井上太郎と、アイリッシュ・ギターのジョーダン・マコンネルのデュオがカナダ・ツアーを終えたあと5月に来日し、京都、岡山、渋谷の3ヵ所でライヴを行います。ブルーグラスとアイルランド、相性が悪いはずはありませんが、ピーター・バラカンさんや作家のいとうせいこうさんも絶賛する、この二人ならではの強烈なドライヴ感を目の前で体験できるチャンスです! 詳しくはこちらもご覧ください。 ◎5月21日(木) 京都「SOLE CAFE」 (京都市北区紫野東蓮台野町10-16) 開場19:00/開演19:30 前売3500円/当日4000円(共にドリンク別途) チケット予約制:・・・

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【book】東儀秀樹(監修)、小野幸惠(著)『東儀秀樹と雅楽を観よう』〈新版 日本の伝統芸能はおもしろい〉(岩崎書店)

以前ご紹介した『桐竹勘十郎と文楽を観よう』と同じ〈新版 日本の伝統芸能はおもしろい〉シリーズの新刊。著者は本誌で「和の変容」を好評連載中の編集者・ライターの小野幸惠さん。雅楽の貴公子・東儀秀樹さんを監修者に迎えて、子どもたちに向けての雅楽入門書という趣向ですが、なかなかどうして、大人にもじゅうぶん楽しめる&役に立つ一冊となっています。[木村] 岩崎書店|東儀秀樹と雅楽を観よう