【book】奥中康人(著)『和洋折衷音楽史』(春秋社)

『国家と音楽』(春秋社、サントリー学芸賞)、『幕末鼓笛隊』(大阪大学出版会)に続く奥中康人さんの第3作は、雑誌『春秋』に連載されたエッセイを中心にまとめられた本。「日本音楽史の正統な継承者は、現代邦楽や日本のクラシック音楽ではなく、歌謡曲やチンドン屋のほうが相応しいのではないか」(「序にかえて」より)という問題意識につらぬかれた刺激的な文章が並んでいます。
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