10/11-13、18、19|KAAT神奈川芸術劇場/京都芸術劇場 春秋座

作曲家・三輪眞弘さんからのお知らせ。今週と来週のイベントです!。

●劇団地点『光のない。』再演!
2012年にフェスティバル/トーキョー12(東京芸術劇場)で初演し、大きな反響を
呼んだ演劇、エルフリーデ・イェリネク作『光のない。』が今週から横浜と京都で
再演されます!
http://chiten-kaat.net/2014-10next.html

演出の三浦基の下、音楽監督として参加したぼくは作曲家として演劇という
ものにどのように関わるかについて悩んだあげく、「合唱隊」(発声集団)と
PiriPiri(ピリピリ)という装置で、東日本大震災とそれに続く福島の原発事故を
モチーフに書かれたイェリネクのテキストに取り組むことにしました。
混声12人の「合唱隊」は、定められた規則に従って、メガホンあるいは蛇腹式
写真機のような形をした巨大な舞台の床下に足先だけを見せて寝ながら
歌います。IAMASのプロジェクトで生まれたれたPiriPiriはコンピュータ制御
可能な生体電気刺激フィードバック装置、すなわち人間の筋肉の収縮を
強制する装置で、劇中鈴を持った俳優たちに鈴を振らせます。

会場の神奈川芸術劇場(KAAT)の巨大な舞台装置での稽古も始まり、前回
参加してくれたメンバーの多くも集まって合唱隊も練習を進めています。
個人的には異分野の作家とのコラボレーションとして奇跡的な作品です。
お見逃しなく!

10月11、12、13日 KAAT 神奈川芸術劇場:
http://www.kaat.jp/d/hikarinonai
10月18、19日 京都芸術劇場 春秋座:
http://kyoto-ex.jp/2014/program/chiten/