歌の心を究むべし

古楽の演奏は、不完全な楽譜から音楽の姿を探り出す考古学であるだけでなく、アグレッシヴな創造的解釈と精神の飛躍が求められる。いまもっとも刺激的な古楽グループのひとつ「アントネッロ」を率いる濱田芳通が、「古楽の冒険」を生き生きと綴る!

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濱田芳通『歌の心を究むべし』

濱田芳通
PROFILE

濱田芳通

リコーダー&コルネット奏者

はまだ・よしみち:リコーダー&コルネット奏者。わが国初の私立音楽大学、東洋音楽学校(現東京音楽大学)の創立者を曾々父にもち、音楽一家の4代目として東京に生まれる。桐朋学園大学古楽器科卒業後、スイス政府給費留学生としてバーゼル・スコラ・カントールムに留学。古楽アンサンブル「アントネッロ」を主宰、国内外で高い評価を受けている。