Carte blanche

「Carte blanche(カルト・ブランシュ)」とは、署名入りの白紙(carte blanche)に自由に書き込むというところから、制作者が主催者から一任され、自由なコンセプトでプログラムを組むという意味。作曲家・小鍛冶邦隆が現代の音楽状況をめぐる諸問題に鋭くせまる!(『アルテス』Facebookページでの旧連載はこちら

小鍛冶邦隆
PROFILE

小鍛冶邦隆

東京藝術大学作曲科教授

こかじ・くにたか:東京藝術大学作曲科教授、慶應義塾大学講師。東京藝術大学、パリ国立高等音楽院、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。クセナキス作曲コンクール(パリ)第1位、国際現代音楽協会(ISCM)「世界音楽の日々」に入選ほか。CDに《ドゥブル−レゾナンス》、銀色夏生の詩による《マドリガルⅠ〜Ⅵ》(以上ALM Records)他、著書に『作曲の思想 音楽・知のメモリア』(アルテスパブリッシング)、『作曲の技法 バッハからウェーベルンまで』(音楽之友社)、監修書にベルリオーズ/R.シュトラウス『管弦楽法』(音楽之友社)、訳書に『ケルビーニ 対位法とフーガ講座』(アルテスパブリッシング)などがある。