ジョアン・ジルベルト〜ザ・ボサ・ノヴァ

2003年9月、ついに日本にやってきたボサ・ノヴァの神様、ジョアン・ジルベルト。「奇跡」と謳われたその日本公演を実現させた立役者の一人が、長年音楽プロデューサーとして活躍してきた宮田茂樹。めったに自室から出ない、人に会わない、といった伝説的な行動で知られるジョアンを遠く日本に連れてまでの長い道のりがここに明らかに!

宮田茂樹
PROFILE

宮田茂樹

音楽プロデューサー

みやた・しげき:1949年東京生まれ。RCA(RVC株式会社)に就職しハウス・プロデューサーとして大貫妙子、竹内まりや、EPO、ムーンライダースの制作にたずさわる。1984年坂本龍一と共にインディペンデント・レコード会社MIDIを設立。1991年小野リサの成功を機に同社の株を売却し、以降はブラジル音楽のリリースを中心とした、お一人様レーベルでお気楽な生活を送る。2003年ジョアン・ジルベルトの初来日にたずさわり、CD『ジョアン・ジルベルト・イン・トウキョウ』のプロデュース。最新作は2012年発売のトニーニョ・オルタ『ミナス=トウキョウ』。